矯正歯科治療とは

横顔タイプ別の特徴

横顔タイプ別の特徴

人は骨格の違いによって、噛む力の強い方と弱い方がおり、その影響で歯並びも変わります。全ての人のかみ合わせは、この図の9つの中のいずれかに分類されます。まずは、その症状の原因や特徴をよく理解して、最適な治療方針を立てることが大切です。

タイプA〜C|長いお顔(かみ合わせが浅い傾向)

比較的噛む力が弱く、あごが細く、開咬やガミースマイルといった症状になりやすい。

面長(ロングフェイス)で、噛む力が弱く、垂直的には開咬になりやすいタイプ。前後的には出っ歯で、成長の過程で下あごの後下方への成長がみられる。異常嚥下癖などの舌の悪習癖がみられることが多い。

面長(ロングフェイス)で、噛む力が弱く、垂直的には開咬になりやすいタイプ。前後的には問題ない。異常嚥下癖などの舌の悪習癖がみられることが多い。

面長(ロングフェイス)で、噛む力が弱く、垂直的には開咬になりやすいタイプ。前後的には受け口で、成長の過程で下あごの過成長がみられる。低位舌や異常嚥下癖などの悪習癖がみられることが多い。

タイプD〜F|標準的長さのお顔

垂直的なお顔の長さは標準的だが、前後的には出っ歯。噛む力は標準的で、垂直的な前歯の重なり(深さ)も標準的なことが多い。

垂直的なお顔の長さは標準的で、前後的にも骨格的には問題がない。でこぼこや口元の突出などの問題が目立つことがある。噛む力は標準的で、垂直的な前歯の重なり(深さ)も標準的なことが多い。

垂直的なお顔の長さは標準的だが、前後的には受け口。噛む力は標準的で、垂直的な前歯の重なり(深さ)も標準的なことが多い。

タイプG〜I|短いお顔(かみ合わせが深い傾向)

比較的噛む力が強く、エラが張っていて、過蓋咬合(深いかみ合わせ)や、笑ったときに歯が見えにくいといった症状になりやすい。

垂直的には短頭系(ショートフェイス)で、噛む力が強く、過蓋咬合を呈しやすい。前後的には出っ歯で、下の歯が見えづらく、くいしばりや歯ぎしり、歯の擦り減りなどが起こりやすい。

垂直的には短頭系(ショートフェイス)で、噛む力が強く、過蓋咬合を呈しやすい。前後的には標準的だが、下の歯が見えづらく、くいしばりや歯ぎしり、歯の擦り減りなどが起こりやすい。咬合性外傷による前歯の短根などが生じる場合もある。

垂直的には短頭系(ショートフェイス)で、噛む力が強く、過蓋咬合を呈しやすい。前後的には受け口で、上の歯が見えづらく、くいしばりや歯ぎしり、歯の擦り減りなどが起こりやすい。

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