質問集・用語集
A|矯正歯科の用語解説
ANB角
SNA角からSNB角を引いた差で、上あご(A点)と下あご(B点)の前後的なずれの大きさを示す角度です。骨格的なかみ合わせのタイプを分類する目安になります。
一般に、この差が大きいと上あごが前に出た骨格(出っ歯の傾向)、マイナスだと下あごが前に出た骨格(受け口の傾向)と考えられます。治療方針を立てるうえで重視される指標の一つです。上あごの位置(SNA角)と下あごの位置(SNB角)を別々に測ったうえで、その差をとることで、両者がどれだけ前後にずれているかを一つの数値に集約します。
この数値は、不正咬合が歯の傾きによるものか、あごの骨格のずれによるものかを見分ける、大切な手がかりになります。骨格的なずれが大きい場合には、歯を動かすだけでは改善が難しく、成長期であれば成長へのはたらきかけ、成人では外科的な治療が検討されることもあります。ただし、数値はあくまで目安であり、実際の診断は横顔の分析や他の所見とあわせて、総合的に行われます。
