質問集・用語集
あ|矯正歯科の用語解説
アーチレングスディスクレパンシー
すべての歯をきれいに並べるために必要なスペースと、実際にあごの骨(歯列弓)に確保できるスペースとの差を表す、矯正歯科の基本的な計測概念です。英語の頭文字からALDと略されることもあります。歯型模型の分析で、歯の幅の合計と歯列弓の長さをそれぞれ計測し、その差として算出します。
スペースが不足している(マイナスの)場合は、歯が並びきらずに重なり合う叢生(そうせい)が生じやすくなります。反対にスペースが余っている(プラスの)場合は、歯と歯の間にすき間のある空隙歯列の傾向となります。不足量・余剰量の大きさは、デコボコやすき間の程度と密接に関係します。
この数値は、抜歯・非抜歯の判断や、歯列の拡大・歯の移動方法といった治療方針を検討するうえでの重要な判断材料の一つです。ただし単独で方針が決まるものではなく、側面頭部エックス線規格写真(セファロ)の分析や口もと・骨格のバランスなどと合わせて、総合的に診断されます。
同じ頭文字の用語
この解説は、矯正歯科で用いられる用語について一般的な内容をまとめたものです。どの処置や装置が適するかは、歯や顎の状態、成長の段階、かみ合わせの成り立ちによって異なるため、ここに書かれている内容が個々の症状にそのまま当てはまるとは限りません。
診断や治療方針についてのご相談は、ご来院のうえ、口腔内とレントゲン写真を拝見してから承ります。お電話でお受けできるのはご予約のお取り次ぎのみです。
このページの監修
尾崎 周作(歯学博士/東京科学大学大学院修了)
- 尾崎矯正歯科クリニック 院長
- 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)咬合機能矯正学分野 臨床教授
- 日本歯科専門医機構認定 矯正歯科専門医
最終更新:2026年7月20日
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