質問集・用語集

あ|矯正歯科の用語解説

アーチワイヤー(主線)

ブラケットの溝に通す、歯列全体に沿った針金です。「主線」とも呼ばれ、このワイヤーが歯を動かす力の中心になります。

治療の段階に応じて、細くやわらかいものから太くかたいものへと、太さや材質を変えていきます。ワイヤーが本来の形に戻ろうとする力や、曲げによって生まれる力を利用して、歯を少しずつ目標の位置へ動かします。治療の初めには、でこぼこの歯並びにも無理なく通るしなやかなワイヤーを使い、歯が整ってくるにつれて、より太くしっかりしたワイヤーへと段階的に移行します。

素材には、しなやかで弱く持続的な力を出すもの、かたく正確な位置づけに適したものなど、性質の異なるものがあり、治療の目的に合わせて選ばれます。温度によって形状が変化し、口の中でおだやかに力を発揮する素材もあります。ワイヤーに曲げを加えて、特定の歯を目的の方向へ動かすこともあります。このワイヤーの選択と調整こそが、歯の動きを方向づける治療の要であり、来院ごとに状態を確かめながら交換・調整していきます。