質問集・用語集

し|矯正歯科の用語解説

歯冠(しかん)

歯のうち、歯ぐきから上に出て、お口の中に見えている部分です。食べ物をかむ面や、歯の形を作っています。

表面はかたいエナメル質で覆われ、その内側に象牙質、中心に歯髄があります。矯正では、この歯冠に装置を取り付けて、力をかけて歯を動かします。お口を開けたときに見える歯の部分が歯冠で、その形や表面のかむ面が、食べ物をかみ切ったりすりつぶしたりする働きを担っています。

歯冠の表面は、体の中で最も硬いエナメル質で覆われ、その内側を象牙質が、中心を神経や血管を含む歯髄が構成しています。矯正治療では、この歯冠にブラケットなどの装置を接着し、そこにかけた力を歯に伝えて、歯を動かします。ただし、力がかかるのは歯冠でも、実際に動くのは歯根を含めた歯の全体です。歯冠だけに力をかけると歯が傾きやすいため、根の向きまで整えるには力の精密な制御が必要になります。装置を取り付ける歯冠の状態を清潔に保つことは、治療を円滑に進めるうえでも大切です。歯の見える部分であると同時に、治療の起点ともなる部分です。