質問集・用語集

し|矯正歯科の用語解説

歯性の補償

あごの骨格に前後や上下のずれがあっても、歯が傾くことでそのずれを補い、かみ合わせが大きく崩れないように保たれている状態を指します。体が自然にバランスをとろうとするはたらきといえます。

たとえば、下あごが前方にある骨格では、上の前歯が前へ傾き、下の前歯が内側へ倒れることで、前歯のかみ合わせのずれが小さく抑えられていることがあります。この補償があるために、骨格のずれが見た目ほど大きく感じられないこともあります。

手術を併用する治療では、この補償をいったん解いて(脱補償)、歯を骨格本来の位置に戻したうえで、あごを移動させることがあります。診断では、補償の程度を読み取ることが、骨格の実態を正しくとらえるうえで大切になります。

この解説は、矯正歯科で用いられる用語について一般的な内容をまとめたものです。どの処置や装置が適するかは、歯や顎の状態、成長の段階、かみ合わせの成り立ちによって異なるため、ここに書かれている内容が個々の症状にそのまま当てはまるとは限りません。

診断や治療方針についてのご相談は、ご来院のうえ、口腔内とレントゲン写真を拝見してから承ります。お電話でお受けできるのはご予約のお取り次ぎのみです。

調べたい用語の頭文字からお探しいただけます(収録 2,457 語)。

このページの監修

尾崎 周作(歯学博士/東京科学大学大学院修了)

  • 尾崎矯正歯科クリニック 院長
  • 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)咬合機能矯正学分野 臨床教授
  • 日本歯科専門医機構認定 矯正歯科専門医

最終更新:2026年7月20日

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