質問集・用語集

か|矯正歯科の用語解説

拡大装置(かくだいそうち)

狭くなった歯列の幅を横に広げて、歯が並ぶスペースを作るための装置です。取り外し式のものと、固定式のものがあります。

主に成長期に、上あごの幅を広げる目的などで用いられます。広げる速さによって、短期間で広げる「急速拡大」と、ゆっくり広げる「緩徐拡大」があります。あごの成長の段階によって、適した方法や時期が異なります。歯が並ぶための土台となるあごや歯列の幅が狭いと、歯が入りきらずにでこぼこになります。この幅を広げてスペースを生み出すのが、拡大装置の役割です。

上あごは、左右の骨が中央のつなぎ目でつながっており、成長期にはこの部分がまだやわらかいため、装置の力で幅を広げやすいとされています。広げる速さには、数週間で一気に広げる方法と、弱い力で数か月かけてゆっくり広げる方法があり、目的やあごの状態に応じて選ばれます。骨の成長を利用する治療のため、適した時期が限られる点が特徴です。広げたあとは、後戻りを防ぐため一定期間そのまま保つ必要があります。成長の段階を見極めて用いる装置です。