質問集・用語集

し|矯正歯科の用語解説

上顎前方牽引装置(フェイスマスク)

額とあごを支えにして、上あごを前方へ引き出す力をかける装置です。「フェイスマスク」とも呼ばれます。主に、上あごの成長が控えめな受け口(反対咬合)の治療に用いられます。

成長期の早い段階で、上あごの前方への成長を促すことを目指します。自宅で決められた時間に装着します。あごの成長を利用するため、適した時期が限られます。額とあご先を支えとして顔の外側に枠を当て、そこから口の中の装置へ、上あごを前方へ引き出す向きの力を加えます。ヘッドギアが主に後方へ引く力を用いるのに対し、こちらは前方へ引く力を用いる点が対照的です。

上あごの成長が控えめなために起こる受け口では、上あごを前方へ導く力を加えることで、その成長を促そうとします。上あごの骨のつなぎ目がやわらかく、成長の力が活発な早い時期ほど効果を得やすいとされ、用いる時期の見極めが重要です。就寝時など自宅でのまとまった時間に装着し、日中は外して過ごせます。効果を得るには、決められた装着時間を守ることが欠かせません。成長期の受け口への、早期のはたらきかけとして用いられる装置です。