質問集・用語集

し|矯正歯科の用語解説

硝子様変性(しょうしようへんせい)

歯に強すぎる力がかかった際に、圧迫側の組織が一時的に変化し、ガラスのように見える状態になる現象です。「硝子化」とも呼ばれます。

この状態になると、その部分では一時的に歯の動きが止まります。やがて周囲から組織が処理され、再び動き始めます。強すぎる力を避け、弱く持続的な力が望ましいとされる理由の一つです。歯が押される圧迫側に強い力がかかると、そこの組織の血流が滞って一時的に変化し、顕微鏡で見るとガラスのように透き通って見える状態になります。これが硝子様変性です。

この状態になった部分では、骨を溶かす細胞がうまく働けなくなるため、歯の動きが一時的に止まってしまいます。その後、周囲から別のしくみでこの変化した組織が少しずつ処理・除去されると、再び骨の吸収が始まり、歯が動き出します。つまり、強い力をかけても速く動くわけではなく、かえってこの停滞を招いて動きが遅れることがあります。これは、強すぎる力を避け、弱く持続的な力で動かすことが望ましいとされる、生物学的な理由の一つです。歯の動きが一定でない一因ともなる現象です。