質問集・用語集

こ|矯正歯科の用語解説

骨芽細胞(こつがさいぼう)

新しい骨を作る働きを持つ細胞です。矯正で歯が動いたあと、引っ張られた側でこの細胞が働き、新しい骨を作って加えます。

骨を溶かす「破骨細胞」と協調して働くことで、歯の周囲の骨が形を保ちながら作り替えられます。歯の移動を支える生物学的なしくみの一つです。骨が絶えず作り替えられていく中で、古い骨を溶かす破骨細胞に対して、新しい骨を作り出す役割を担うのが骨芽細胞です。

矯正で歯が動くと、歯が引っ張られる側(牽引側)では、歯と骨の間にすき間ができます。ここで骨芽細胞が働き、新しい骨を作ってそのすき間を埋め、動いた歯を新しい位置で支えます。これは、歯が押される側で破骨細胞が骨を溶かす働きと連動しており、二つの細胞が協調することで、歯の周囲の骨が薄くなることなく形を保って作り替えられます。ただし、骨芽細胞が新しく作った骨は、十分に硬く成熟するまでに時間がかかります。そのため、動かした歯がすぐには安定せず、治療後にリテーナーで保定する必要が生じます。歯の移動と、その後の安定を支える生物学的な担い手です。