質問集・用語集

き|矯正歯科の用語解説

急速拡大(きゅうそくかくだい)

上あごの中央の縫合部に働きかけ、短期間で上あごの幅を広げる処置です。専用の固定式装置(急速拡大装置)を使います。

主に、縫合部がまだやわらかい成長期に行われます。装置のネジを毎日少しずつ回し、数週間かけて幅を広げます。歯列の狭さや、奥歯のかみ合わせのずれ(交叉咬合)の改善などに用いられます。上あごは中央で左右の骨がつなぎ目(正中口蓋縫合)で接しており、成長期にはこの部分がまだ完全には固まっていません。この時期に強い力を加えると、つなぎ目を押し広げて、あごの幅そのものを広げられるとされています。

奥歯にバンドで固定した装置の中央にあるネジを、ご家庭で毎日決められた回数回すことで、数週間という短期間で幅を広げていきます。上あごの歯列が狭い場合や、上下の奥歯のかみ合わせが横にずれた交叉咬合の改善などに用いられます。つなぎ目がやわらかい成長期でないと効果が得にくいため、行う時期の見極めが重要です。広げた直後は前歯の間にすき間ができることがありますが、多くはその後に閉じていきます。広げたあとは、後戻りを防ぐため一定期間そのまま保ちます。成長期に行われる、幅の拡大のための処置です。