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βチタン合金(TMA)

チタンを主体とした合金で、矯正用ワイヤーに使われます。「TMA」とも呼ばれ、ステンレスとニッケルチタンの中間的な性質を持ちます。

ニッケルチタンよりしっかりした力をかけられ、ステンレスより柔軟で、必要に応じて曲げて使うこともできます。治療の中盤以降、細かな調整を行う段階などで用いられます。しなやかで弱い力を出すニッケルチタンと、かたく精密な曲げに適したステンレスの、ちょうど中間的な性質を備えているのが特徴です。

ニッケルチタンほどには柔らかくないため、ある程度しっかりした力を加えられ、かつステンレスほどかたくないため、ワイヤーに曲げを加えて特定の歯を動かす加工にも対応できます。この扱いやすさから、治療の中盤以降、歯を並べ終えたあとの細かな位置の調整や、かみ合わせの仕上げの段階などで活躍します。三種類の材料はそれぞれ性質が異なり、しなやかさ・かたさ・加工のしやすさのバランスから、治療の段階や目的に応じて使い分けられます。中間的な特性を活かして用いられる、調整段階のワイヤー材料です。