切端咬合・外傷性咬合の改善例
切端咬合・外傷性咬合の改善例








治療の途中経過を見る
診断名
交叉咬合
主な症状
永久歯の前歯の生え換わりの時期に、上下の前歯反対となり咬みこんだ際に強く接触している状態でした。このように上下の前歯が強く接触していると、歯の根や歯茎に悪い影響を及ぼす外傷性咬合となりやすい状態です。この症例でも治療開始前の下の前歯の歯茎が片側だけ下がってしまっていることが分かります。成長期に上下のあごの成長誘導を行うと同時に、上下の前歯の位置や傾きやかみ合わせを改善することで、下がっていた歯茎が左右同じ高さまで回復しました。代謝の旺盛な成長期という適切なタイミングで治療を行えたことで、下がってしまった歯茎が改善したと言えます。成長の旺盛な時期に機能的な不正咬合や外傷性咬合に注意しながら、適切な上下のあごの成長誘導と歯の排列を行うことは、将来、永久歯が生えそろう時期の前準備として重要です。矯正治療上のリスクとして、虫歯の発生、歯根吸収、などが考えられた。本症例では幸いにも、そのような望ましくない偶発症状は認められず、無事に動的治療を完了することができた。
治療内容
年齢・性別
8歳・女性
治療に用いた主な装置
- リンガルアーチ
- 2×4システム
治療期間
3年1ヵ月
45〜60分 | 3,000円 税別 | ご予約制 |
電話予約 03-6447-0455