矯正歯科治療とは

治療の流れ・期間

具体的な治療内容は一人一人異なります。

ここでは、一般的な矯正歯科治療の内容と流れをご説明します。

具体的な治療内容は一人一人異なります。初診相談の際に、その方の症状とご希望をお伺いした上で、考えられる適切な治療方針についてご説明します。

矯正歯科治療は、装置を着けた日に始まるのではありません。正確な検査と診断があってはじめて、その方に適した治療の道筋が決まります。初診相談から治療後の経過観察まで、それぞれの段階の意味とあわせてご覧ください。

費用と治療期間

矯正歯科治療は自由診療であり、公的健康保険適用外の自費(自由)診療で、公的医療保険が適用されません。自由診療の場合、治療費は全額自己負担であり保険証は使えません。

症状や治療内容によって異なりますが一般的には、成人の方で平均1.5年~2.5年前後、歯の移動量が多く必要な場合は長くても3~4年程度です。小児矯正(子供のあごを整える矯正治療)の場合は1〜2年程度で、その後に永久歯の歯並びを整える場合は、さらに2年前後必要となります。通院回数は1〜2ヵ月に1回程度の来院で、2年~3年の治療期間の場合、24回~36回程度となります。期間や回数は症状により前後する場合があります。

初診相談

初診相談

初診相談の際に、その方の症状とご希望をお伺いした上で、考えられる適切な治療方針の概略についてご説明します。

この段階では精密検査を行っていないため確定的なことは申し上げられませんが、治療を検討するための判断材料をお持ち帰りいただくことが目的です。この場で治療を決めていただく必要はありません。

所要時間 20〜30分 | 費用 3,300円 税込

内容

  • お口とあごの診察
  • その方の症状の解説、参考症例の解説
  • 適した矯正治療法のご提案
  • 期間・費用・治療の流れのご説明

精密検査

精密検査

所要時間 60分 | 費用 66,000円 税込(診断費用を含む)

内容

  • 問診・診査
  • デジタルレントゲン撮影
  • お口とお顔の写真撮影
  • お口の中の精密な歯型の採取

症状によってはこちらも行います

  • あごの動きの機能解析検査(顎運動機能)
  • お顔の筋肉の活動状況の検査(筋電図)
  • CT撮影

頭部X線規格写真(セファログラム)をはじめとするこれらの資料は、歯並びの乱れの原因が歯にあるのか、あごの骨格にあるのか、その両方かを見極め、治療のゴールを定めるための土台となります。見た目の印象だけに頼らず、計測と分析に基づいて治療を設計するために、この段階を省くことはできません。

診断

診断

所要時間 30〜45分 | 費用 検査費用に含む

内容

  • 検査結果の分析と説明
  • 治療後の横顔のシミュレーション画像作成
  • 治療方針の立案と説明
  • 矯正治療法の説明
  • 費用・注意点などの説明
  • 今後の具体的な治療の流れの説明
  • ご不安・ご質問に関するご相談

症状によってはこちらも行います

  • 3Dスキャナによるモデルシミュレーション

当院では、この診断のご説明こそが、治療のもっとも重要な出発点であると考えています。現状の問題点、抜歯の要否とその理由、起こりうるリスクや副作用、そして費用の総額と内訳までを資料と書面でお伝えし、ご質問にすべてお答えしたうえで、治療を始めるかどうかをご判断いただきます。ご納得いただけるまで、何度でもお尋ねください。

矯正歯科治療の開始

矯正歯科治療の開始

いよいよ矯正歯科治療を開始していきます。特に始めの頃は新しいことばかりですので、治療内容や注意点などをよくご説明しながら進めて参ります。

歯は、適切な力を継続的に受けることで、周囲の骨が作り替えられながら少しずつ移動していきます。この生体の仕組みを利用するため、一度に大きく動かすことはできず、段階を踏んで計画的に進めていきます。

所要時間 15〜60分 | 費用 3,300〜6,600円 税込

内容

  • 矯正装置の装着
  • 歯のクリーニング
  • 歯石除去

治療法・装置の種類

治療法・装置の種類

虫歯治療・抜歯が必要な場合

虫歯治療・抜歯が必要な場合

矯正治療の開始前、または治療中に、虫歯などの処置が必要な場合には、ご紹介状をお渡しの上、虫歯の専門医院で治療を行っていただきます。

また、当院では口腔外科医が月に数回勤務していますので、抜歯などの外科処置が必要な場合は、当院内で対応することができます。

定期的な通院

定期的な通院

通院ペース 1〜2ヵ月に1回程度 |所要時間 15〜60分 | 費用 3,300〜6,600円 税込

内容

  • 矯正装置の調整
  • 歯のクリーニング
  • 歯石除去

通院のたびに、歯の動きとお口の健康状態を確認しながら、計画に沿って治療を進めます。むし歯や歯肉炎を防ぐための毎日の歯磨きも、この期間の大切な治療の一部です。

口腔ケア

口腔ケア

  • 歯磨き指導
  • 歯のクリーニング
  • 歯石除去
  • お口の中の衛生指導
  • 歯並びに影響する癖の改善(MFT)

治療完了|保定・アフターケア

治療完了|保定・アフターケア

矯正治療が終わり装置を外した後、何もしないでいると、歯は治療前の歯並びに戻ろうとする傾向があります。そこで簡単な装置を使用して、歯並びが安定するまで固定する期間(保定期間)を設けます。

動かし終えた直後の歯は、周囲の骨や組織がまだ安定していません。保定装置(リテーナー)は、はじめは長い時間の装着から始め、安定の度合いに応じて少しずつ使用時間を減らしていきます。歯を動かす治療が「工事」だとすれば、保定は「定着」の期間。治療の仕上がりを長く保てるかどうかは、この期間の過ごし方に大きく関わります。

通院ペース 3〜6ヵ月に1回(2年程度) |所要時間 15〜30分 | 費用 3,300〜6,600円 税込

内容

  • リテーナー(保定装置)の調整
  • 歯並び・かみ合わせのチェックや調整
  • お口の中の清掃・ブラッシング指導
  • 歯並びに影響する癖の改善(MFT)

歯並びは、加齢とともに誰でも少しずつ変化しうるものです。保定期間の完了後も、定期的な経過観察でかみ合わせの安定と歯・歯ぐきの健康を確認し、治療で得られた良い状態をできるだけ長く保つお手伝いをします。

当院では「治療結果が長期安定すること」を重要と考え、クリニックコンセプトにも据えております。保定完了後も、ご希望により、生涯に渡ってお口の健康管理・維持・増進をサポートしていきます。

このページの監修

尾崎 周作(歯学博士/東京科学大学大学院修了)

  • 尾崎矯正歯科クリニック 院長
  • 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)咬合機能矯正学分野 臨床教授
  • 日本歯科専門医機構認定 矯正歯科専門医

最終更新:2026年8月3日

当ページの内容は一般的な事柄についてのご説明です。診断や治療方針は、ご来院のうえ、口腔内を拝見してから承ります。

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