症状と治療実績

反対咬合・受け口

反対咬合・受け口

下の前歯が上の前歯より前に出てしまっている状態です。会話や食事の際に、正しいあごの動きができにくく、滑舌が悪くなったり、食事の際に少しクチャクチャと音を立てながら食べてしまいやすくなります。

また上下の歯の接触状況も悪く、前歯や奥歯に負担がかかりやすく、歯の健康の上でも良い状況とは言えません。

下顎前突の原因は、骨格的に上あごと下あごに前後のズレがある場合や、下の歯が前にせり出していたり、上の歯が後ろに引っ込んでいることで、反対咬合が生じていることなどが考えられます。

受け口の改善例

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治療の途中経過を見る

お悩み(主訴)

診断名

前歯部反対咬合を伴う下顎前突症

主な症状

骨格的に受け口の症例でした。しかし外科的な手術を用いずに矯正治療だけでの改善を希望されましたので、矯正治療だけで治す場合の限界まで下あごの位置が変化するように治療計画を立て、改善を図りました。手術をした場合と比べて下あごの位置の改善度合いは少ないものの、外科手術を用いなくても、大きな改善が見込めることがこの症例から分かります。またもともと上下前歯の正中線もずれていましたが、しっかりと一致した状態で治療を終えています。矯正治療の効果も決して小さくないことがわかります。

治療内容

上左右の親知らず、下右の親知らず、下左の第2小臼歯を抜歯したマルチブラケット治療

年齢・性別

23歳・女性

治療に用いた主な装置

抜歯部位

上左右の親知らず、下右の親知らず、下左の第2小臼歯を抜歯

治療期間

2年5ヵ月。動的治療が完了するまでの治療回数:28回。

治療費

装置料・基本契約施術料として90万円(税別)。その他として検査料3万5千円、診断料1万5千円、毎月の調整料3〜6千円(税別)。自由診療であり治療費は全額自己負担、健康保険証は使えません。

治療費・お支払方法

リスク・副作用

矯正治療上のリスクとして、虫歯の発生、歯根吸収、歯肉炎・歯周炎の発生、などが考えられた。本症例では幸いにも、そのような望ましくない偶発症状は認められず、無事に動的治療を完了することができた。

デメリットやリスク

受け口の改善例

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診断名

叢生を伴う下顎前突症

主な症状

骨格的に下あごが大きく、また下あごが左にずれていました。上の歯列にはでこぼこが大きく、特に八重歯のある方に上の前歯の正中線がずれていました。ご来院の時点で既に親知らずは抜歯済みで、さらに虫歯の治療が施されている歯も多く存在し、可能ならばできるだけ多く歯を残した矯正治療が望まれました。でこぼこの程度も小さくはありませんでしたが、一方で、多くの歯を残すために非抜歯での矯正治療の計画としました。本人の治療への努力が必須ですが、上下の正中線も完全に一致して、でこぼこも解消し、同時に上下の前歯の角度も外側に傾くことなく理想的なかみ合わせが得られました。

治療内容

歯を抜かないで行ったマルチブラケット治療

年齢・性別

32歳・男性

治療に用いた主な装置

抜歯部位

非抜歯治療

治療期間

1年10ヵ月。動的治療が完了するまでの治療回数:20回。

治療費

装置料・基本契約施術料として90万円(税別)。その他として検査料3万5千円、診断料1万5千円、毎月の調整料3〜6千円(税別)。自由診療であり治療費は全額自己負担、健康保険証は使えません。

治療費・お支払方法

リスク・副作用

矯正治療上のリスクとして、虫歯の発生、歯根吸収、歯肉炎・歯周炎の発生、などが考えられた。本症例では幸いにも、そのような望ましくない偶発症状は認められず、無事に動的治療を完了することができた。

デメリットやリスク

反対咬合・下顎前突の改善例

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診断名

骨格性下顎前突症

主な症状

骨格的に面長な傾向にあり、下のあごの骨の位置が上あごに対して少し下がった状態でした。また、上下のあごに対して並んでいる歯が大きく、でこぼこと上下の前歯の前方への突出が見られました。歯茎の骨ごと前歯が前方に傾斜することで、上下の唇も突出し、口元も閉じにくく、ガミースマイルが見られました。口元の改善を大きく狙うために抜歯して矯正治療を行いました。抜歯をすると決断するならば、歯を抜いて得られたスペースを最大限に有効活用して、口元の改善につなげることが望まれます。治療結果として緊密で美しいかみ合わせだけではなく、横顔の審美性の改善も大きく得られました。歯茎の前方への突出が改善することでガミースマイルも改善が図られました。当院では、目的に対して妥協のない治療効果を得るように努め、高い質の矯正治療を実践します。

治療内容

外科的矯正治療

年齢・性別

25歳・女性

治療に用いた主な装置

抜歯部位

上顎両側4番、下顎両側8番を抜歯

治療期間

3年4ヵ月。動的治療が完了するまでの治療回数:42回。

治療費

保険適応症例であり、装置料・基本契約施術料・調整料などとして自己負担額の総額として約30万円。

治療費・お支払方法

リスク・副作用

リスクとして、外科手術や全身麻酔に伴うアレルギーや発作、下顎管の損傷による知覚麻痺の発生、矯正治療に伴う歯根吸収などが考えられた。本症例では幸いにも、リスクに挙げた症状の発生はなく、無事に動的治療を完了した。

デメリットやリスク

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